ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)
掲載日: 2026年3月24日
ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)とは|概要・対象・学び方・関連研修情報
ACT(Acceptance and Commitment Therapy:アクセプタンス&コミットメント・セラピー)は、認知行動療法の第三世代に位置づけられる心理的支援のアプローチです。つらい感情や思考を排除しようとするのではなく、それをそのままに受け入れ(アクセプタンス)、自分にとって大切な価値に沿った行動をとること(コミットメント)を目指します。中核概念である「心理的柔軟性」の向上を通じて、クライエントが自分の生活に主体的に関われるよう支援します。
本ページの研修情報は定期的に更新しています。申込前に必ず主催者の公式情報をご確認ください。開催終了情報は過去の学習機会の記録として掲載しています。
目次: 1. この技法の概要 2. 対象・場面 3. 学ぶ意義 4. 注意点・限界 5. 関連研修情報 6. 関連技法 7. 情報源
1. この技法の概要
定義
ACTは、スティーブン・ヘイズ(Steven C. Hayes)らによって1980年代後半から開発された心理療法です。関係フレーム理論(RFT)という言語・認知の基礎理論に基づいています。
基本的な考え方
ACTの中心には「心理的柔軟性」という概念があります。これは、今この瞬間の体験に意識的につながりながら、価値に沿った行動を選択し続ける能力です。ACTでは、苦しみから逃れようとする「経験の回避」が多くの問題を維持・悪化させると考えます。
主要な6つのプロセス
- アクセプタンス(不快な体験を排除せず受け入れること)
- 脱フュージョン(思考と自分を切り離してとらえること)
- 今この瞬間との接触(マインドフルネス的な現在志向)
- 文脈としての自己(観察する自己という視点)
- 価値の明確化(自分にとって大切なことを明らかにすること)
- コミットされた行動(価値に基づいた具体的な行動)
よく使われる場面
- 個人カウンセリング・心理療法
- グループセラピー
- 慢性疼痛・がん・糖尿病などの疾患への心理的サポート
- 職場でのストレスマネジメント
- 不安障害・うつ病・強迫症の心理支援
5. 現在確認できる関連研修情報
本ページの研修情報は定期的に更新しています。申込前に必ず主催者の公式情報をご確認ください。
日程公開待ち・継続開催団体
ACT Japan(一般社団法人 日本文脈的行動科学協会)
ACTの理論・実践に関するワークショップを年間を通じて開催しています。初心者向けから実践者向けまで幅広い内容が提供されることがあります。状況:日程未確認(2026年度の次回ワークショップ日程は公式サイトで要確認) 確認日:2026-03-24
公式サイト
日本産業カウンセラー協会 東京支部 ACTベーシック・アドバンス
ACTの基礎から事例定式化・実践活用まで、2段階の研修として継続的に開催しています。産業カウンセラー・公認心理師・臨床心理士などが対象。状況:日程未確認(2026年度の開催日程は公式サイトで要確認) 確認日:2026-03-24
公式サイト
開催終了が確認された過去研修(参考掲載)
ACT Japan 年次ミーティング2025(福島開催・2026年3月)
最終開催実績:2026年3月14日(土)〜15日(日) 状況:開催終了 確認日:2026-03-24
日本産業カウンセラー協会 東京支部 ACTベーシック(A-024)
最終開催実績:2024年6月(A-024) 状況:開催終了 参考:継続実施の可能性あり
6. 関連技法
- 認知行動療法(CBT)
- マインドフルネスストレス低減法(MBSR)
- DBT(弁証法的行動療法)
- スキーマ療法
- 動機づけ面接(MI)
- セルフコンパッション
7. 情報源
公式団体・学会
ACT Japan(一般社団法人 日本文脈的行動科学協会):https://www.act-japan-acbs.jp/
日本産業カウンセラー協会 東京支部:https://www.counselor-tokyo.jp/
参考書籍
Hayes, S.C., Strosahl, K.D., & Wilson, K.G. 著、武藤崇ら訳『アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)第2版』(星和書店)
武藤崇編『ACTを学ぶ』(星和書店)
初回公開日:2026-03-24 最終更新日:2026-03-24 研修情報最終確認日:2026-03-24