AI使用倫理規定
Moi-Moi AI利用倫理規定・プロンプト利用倫理規定(原案)
| 文書名 | Moi-Moi AI利用倫理規定・プロンプト利用倫理規定 |
| 改定号 | 原案 |
| 位置づけ | 本規定は、Moi-MoiにおけるAI活用の上位規範および安定運用ルールを定めるものである。 |
第1条 目的
本規定は、Moi-MoiがAIを活用して情報提供、教育コンテンツ制作、キャリア支援補助、資料作成、プロンプト設計、その他の業務を行うにあたり、人の尊厳、安全性、正確性、安定性、公平性、および専門性を確保することを目的とする。
第2条 基本理念
Moi-Moiは、AIを人間の支援を補助・拡張する道具として位置づけ、AIによって人の尊厳、自律性、判断の多様性、専門職としての責任が損なわれないよう運用する。
第3条 適用範囲
本規定は、Moi-Moiが関与する以下のAI活用に適用する。
- 週次通信コンテンツの生成・編集・分析
- 求人情報の収集・整理・比較・紹介
- 市場分析、資格・制度・研修スキル等の分析
- 支援スキル、教育用コンテンツの生成
- プロンプトの設計・頒布・販売・研修利用
- 社内資料・広報資料・提案書等の作成
- その他、Moi-Moi名義またはMoi-Moi事業に関連して行うAI利用全般
第4条 基本原則
Moi-MoiのAI活用は、次の原則に従う。
1. 人間中心原則
AIは人間の判断を補助するものであり、最終判断・責任をAIに委ねない。
2. 安全性優先原則
利便性・速度・効率性よりも、安全性・誤用防止・害の最小化を優先する。
3. 正確性・透明性原則
AI出力を事実として無批判に採用せず、必要に応じて確認・補足・査読を行う。
4. 安定・匿名化原則
個人が特定される情報、機微情報、相談情報、組織内部情報等の入力・利用には慎重を期し、必要に応じて匿名化・要約化・抽象化を行う。
5. 公平性原則
資格、属性、職種、領域、経験年数等に関して、不当な差別・偏見・過度な格付け・利長をしない。
6. 専門性尊重原則
対人支援の専門実践は、単純な自動化・定型化では置き換えられないことを前提とし、専門家の経験・判断・倫理的吟味を尊重する。
7. 透明性原則
必要に応じて、AIを活用していること、AI出力には限界があること、人間による確認を前提としていること、を適切に示す。
第5条 禁止事項
Moi-Moiは、AIを用いて次の行為をしてはならない。
- AI出力を十分な確認なしに事実・評価・助言として断定的に提示すること
- 実態不明の求人・制度・待遇等を誇張して紹介すること
- 特定資格・職種を不当に低く評価したり、恣意的に格付けしたりすること
- 軽度の悩みや一般的知識から深刻事例への不適切解のために提示すること
- 相談者・支援対象者・求職者・関係者の個人情報・機微情報を不適切に入力・露出させること
- AIに専門判断を丸投げし、人間による確認責任を放棄すること
- 読者・登録者の不安を煽り・欠乏感を不当に刺激して購買決定を誘導すること
- 法令・契約・倫理的責任に反する形でAIを利用すること
第6条 人間による確認責任
- AIを用いて作成されたコンテンツ・分析・助言案・資料等は、必要に応じて人間が内容を確認する。
- 特に以下の情報は、人間の確認を強く要する。
- 求人待遇・制度・資格要件・福利厚生等の事実情報
- 専門的示唆・支援技法・リスクに関する記述
- 読者の意思決定に大きな影響を与える比較・評価表現
- AI出力に誤り・過剰な断定・誇張・曖昧さが認められる場合は修正または不採用とする。
第7条 安全・個人情報・機微情報の取扱い
- 実在の相談者・匿名者・関係者等に関する情報を入力する場合は、原則として匿名化・抽象化する。
- 氏名・住所・連絡先・生年月日・所属先・詳細な経歴・家族情報など、識別性・機微性の高い情報は、必要性が明確でない限り入力しない。
- 事例検討・教育目的で用いる場合も、再識別リスクを低減するよう編集する。
- 守秘義務・契約上の制約がある情報は、それに反しない範囲でのみ扱う。
第8条 支援実践に関する位置づけ
- AIは支援実践の補助道具であり、専門的関係形成・アセスメント・倫理判断・危機対応等を単独で代替しない。
- 支援スキル・介入技法を紹介する際は、適用範囲・限界・注意点を併記する。
- 虐待事例・危機介入・法的・医的判断等について、AIが単独で方針決定することを前提としてはならない。
第9条 求人・市場分析・評価情報の取扱い
- 求人紹介では、推測と事実を混在させない。
- 「優良」「好待遇」「選ばれた」等の表現は、根拠・査読を伴って慎重に用いる。
- 資格・スキル分析では、単純な優劣の断定を避け、地域差・設置差・経験差・組み合わせ効果等を適切に示す。
- 市場分析の解説では、短期的傾向と中長期予測を区別し、不確実性を明示する。
第10条 教育・広報・販売における姿勢
- AIを活用した教材・プロンプト・記事・通信物等は、実用性と安全性の両立を重視する。
- AIを過度に神格化せず、限界・誤用リスクを必要に応じて示す。
- 営利目的であっても、対人支援領域においては、安全性と信頼性を優先する。
第11条 見直し
本規定は、Moi-Moiの事業展開・AI利用範囲・法令・社会的要請・実運用上の課題等に応じて見直す。
第12条 目的
本規定は、Moi-Moiにおけるプロンプトの設計・利用・共有・販売・頒布・教育利用に関する倫理的・実務的基準を定め、AI出力の安全性・妥当性・安定性・再現性を確保することを目的とする。
第13条 プロンプトの位置づけ
プロンプトは、AIから望ましい出力を得るための指示文であり、それ自体が専門判断・最終結論・保証をするものではない。プロンプトは補助的手段として扱う。
第14条 プロンプト設計の原則
プロンプトを設計する際は、以下を原則とする。
- 目的が明確であること
- 読み手・利用者が誤解しにくいこと
- 実務上の安全性に配慮していること
- 過度に断定的・扇動的でないこと
- 対人支援における文脈依存性・限界を無視しないこと
- 利用者が人間による確認を行う余地を崩さないこと
第15条 禁止されるプロンプト設計・利用
次のようなプロンプトの設計・利用は避けるまたは禁止する。
- AIに最終診断・最終評価・最終介入方針を断定させるもの
- 実在個人の詳細情報をそのまま挿入することを前提とするもの
- 専門職の判断責任をAIに転嫁させるようなもの
- 特定資格・職種・属性・立場を不当に貶めるようなもの
- 不安・欠乏感を過度に煽って商品購入・意思決定を誘導するもの
- 安全確認・適用限界への言及を欠いたまま、介入技法を万能のように扱うもの
- 誤情報・未確認情報をもっともらしく強化することを促すもの
第16条 入力情報のルール
- 実在の相談者・匿名者・関係者等に関する情報を入力する場合は、原則として匿名化・抽象化する。
- 氏名・住所・連絡先・生年月日・所属先・詳細な経歴・家族情報など、識別性・機微性の高い情報は、必要性が明確でない限り入力しない。
- 事例検討・教育目的で用いる場合も、再識別リスクを低減するよう編集する。
第17条 出力の取扱い
- プロンプトから得られた出力は、そのまま最終案として用いるのではなく、必要に応じて人間が確認・修正・補足する。
- 専門助言・比較評価・求人説明・支援技法の紹介・制度解説等は特に慎重に精検する。
- 出力の一部のみが有用な場合は、必要部分のみ採用し、残りは破棄または修正する。
第18条 販売・頒布時の注意事項
- プロンプトを商品化または頒布する場合は、その用途・限界・注意点・適切な利用場面を明示する。
- 「誰でも専門判断できる」等の誤解を招く表現を避ける。
- 対人支援領域からのプロンプトは、誤用時のリスク・確認責任について一定の説明を付ける。
- 利用者の経験差を考慮し、過度に危険な使い方を誘発しない設計とする。
第19条 教育・研修利用の注意事項
- プロンプトを研修・教育で扱う場合は、プロンプトの効果だけでなく限界を示す。
- AIの出力を鵜呑みにしない訓練を含める。
- プロンプトは思考補助・構造化補助であり、実践責任そのものを代替しないことを明示する。
第20条 Moi-Moiとしての責任表示
Moi-Moiは、プロンプトを設計・頒布・販売する場合、必要に応じて以下の趣旨を示す。
- 本プロンプトは思考整理・草案作成を補助するものであり、最終判断・専門責任を代替するものではない
- 出力内容は利用者が文脈に応じて確認・修正すること
- 実在事例・個人情報の入力には十分注意すること
※上記倫理規定は株式会社Moi-Moiが独自に作成した倫理規定であり、日本国内の法令及び職能団体等が定める倫理規定が発出され次第、それに準じたものに改訂していく予定である。