ピアサポート
掲載日: 2026年4月1日
ピアサポートとは|概要・対象・学び方・関連研修情報
ピアサポートとは、同じ経験や状況を共有する人どうし(ピア:peer)が、互いの経験を活かして支え合う支援の形です。専門職が一方的に支援するのではなく、当事者の「生きた知恵」を支援資源として位置づけるこの考え方は、精神保健福祉・障害福祉・医療・がん領域など幅広い分野で取り入れられています。近年、障害福祉サービスでのピアサポート体制加算の制度化により、専門職がピアサポートを理解・活用することの重要性がさらに高まっています。
本ページの研修情報は定期的に更新しています。申込前には必ず主催者の公式情報をご確認ください。開催終了情報は過去の学習機会の記録として掲載しています。
目次: 1. この技法の概要 2. 対象・場面 3. 学ぶ意義 4. 注意点・限界 5. 関連研修情報 6. 関連技法 7. 情報源
1. この技法の概要
定義
ピアサポートとは、共通する困難・経験・疾患・障害などを抱えた当事者どうしが、その経験を活かして互いに支え合うことです。支援者(専門職)から受ける支援とは異なる固有の価値があるとされており、「希望の伝達」「自己開示の促進」「共感とエンパワメント」といった効果が期待されることがあります。
基本的な考え方
ピアサポートの根底には、当事者の「経験知(lived experience)」を専門知識と同等の資源として尊重するリカバリー志向の考え方があります。リカバリーとは「完治」だけを意味するのではなく、疾患・障害を抱えながらも自分らしく生きることを指します。ピアサポートはその実現を支える営みとして位置づけられています。
よく使われる場面
- 精神障害・身体障害・知的障害のある人への個別・グループ支援
- 精神科デイケア・地域生活支援センターでの仲間づくり
- がん患者・難病患者の相談・グループ活動
- 依存症の自助グループ運営・促進
- 学校・大学でのピア・サポートプログラム(仲間支援)
5. 現在確認できる関連研修情報
本ページの研修情報は定期的に更新しています。開催日程・申込状況は変動します。参加の前に必ず主催者の公式情報をご確認ください。
現在実施中・参加可能性が高い研修
東京都障害者ピアサポート研修(令和7年度)
主催:公益財団法人 東京都福祉保健財団 形式:対面(基礎研修・専門研修) 対象:障害福祉サービス等事業所に勤務するピアサポーター・担当職員 状況:令和7年度実施中。令和8年度は日程未確認(次年度公開待ち) 確認日:2026-03-24
公式サイト
大阪府障がい者ピアサポート研修(令和7年度・令和8年度)
主催:大阪府 形式:対面(基礎研修・専門研修・フォローアップ研修) 状況:令和7年度実施中。令和8年度フォローアップは予定あり(詳細未公開) 確認日:2026-03-24
公式サイト
日程公開待ち・継続開催団体
日本ピア・サポート学会 研修会・ワークショップ
学校・地域でのピア・サポートプログラムを実施・普及するためのトレーナー養成や実践者向けワークショップを継続的に開催している学会。状況:日程未確認 確認日:2026-03-24
公式サイト
各都道府県 障害者ピアサポート研修(令和8年度)
全国の都道府県・指定都市がそれぞれ実施主体となり、年度ごとに開催。令和8年度(2026年度)の日程は各自治体が年度初めに公開する予定です。ピアサポート体制加算の要件として受講が求められる場合があります。状況:令和8年度日程は各都道府県で年度初めに公開予定 お住まいの地域の障害福祉部門にご確認ください。
6. 関連技法
- オープンダイアローグ
- リカバリー(精神保健)
- SST(社会生活スキルトレーニング)
- グループワーク・集団療法
- 動機づけ面接(MI)
- コミュニティアプローチ
7. 情報源
公式団体・機関
公益財団法人 東京都福祉保健財団 障害者ピアサポート研修:https://www.fukushizaidan.jp/126peer-support/
一般社団法人 日本ピア・サポート学会:http://www.peer-s.jp/
参考書籍
坂本明子・三品桂子 編『精神保健福祉のピアサポート実践』(中央法規、2021年)
厚生労働省 障害者ピアサポートフォローアップ研修テキスト(令和4年度)
初回公開日:2026-03-24 最終更新日:2026-03-24 研修情報最終確認日:2026-03-24